<武道必修化>中学校に道場新設へ 来年度予算要求60億円

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<武道必修化>中学校に道場新設へ 来年度予算要求60億円
8月23日15時1分配信 毎日新聞


 文部科学省は、中学校の新しい学習指導要領(12年度完全実施)で武道を必修化するのに伴い、09年度予算の概算要求に全国の中学の武道場整備費50億円を盛り込む方針を固めた。専用の武道場がある学校は半数程度しかなく、09年度は200校程度で施設整備を図り、その後も計画的に校数を増やす。関連で地域で指定校を定め、指導者を招くなどの事業に10億円を計上する方針だ。

 専用の武道場を備える中学校の割合は47%(07年5月現在)で、約5000校は未整備だ。来年度からの新指導要領への移行措置期間中に整備を進め、武道を取り入れる学校数を増やしていく。

 武道場整備費の内訳は、公立校が約48億円で私立校が約2億円。指定校は都道府県ごとに20校ほど設け、武道経験者や武道団体などの協力を得て、指導体制の充実を図る。「地域スポーツ人材の活用実践支援事業費」(08年度約5億円)も倍増を求め、一部を武道指導者の人件費などに充てる方針だ。

 武道場がない学校では、敷地が確保できずに武道の授業時だけ体育館に畳を敷く学校もある。文科省は「畳の出し入れに時間がかかる上、安全面も懸念される。専用の武道場を整備していくのが望ましい」としている。

 現行の指導要領(保健体育)は、中1は武道とダンスのいずれかを選択し、中2と中3は球技、武道、ダンスから二つを選択する。新指導要領では原則、中1と中2で武道とダンスが必修になる。武道は、柔道、剣道、相撲から選択するが、地域や学校の実情に応じ、なぎなたや弓道なども認められる。

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