「今後も捕鯨妨害する」 シー・シェパード表明

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「今後も捕鯨妨害する」　シー・シェパード表明
8月19日16時7分配信 産経新聞


　【ロサンゼルス＝松尾理也】南極海で昨年２月、日本の調査捕鯨船が妨害を受けた事件で、警視庁が威力業務妨害容疑でメンバー３人の逮捕状を取った米環境保護団体「シー・シェパード」（本部・米ワシントン州）は１８日、「逮捕状は、シー・シェパードの活動に何ら影響を及ぼさない」とする声明を出し、今後も調査捕鯨船への妨害行動を継続すると明言した。

　声明で、団体指導者のポール・ワトソン氏は団体の行動は合法的で非暴力的であり、「逮捕状取得は政治的な動機に基づくものだ」と主張。「われわれの活動が違法なら、逮捕状はわたしに対して出されているはずだ」と述べ、日本側の対応を「ばかげており、理にかなわない」とした。

　ワトソン氏は「われわれはひるまないし、引き下がらない」とも述べ、メンバー３人が実際に逮捕されたとしても、「日本の違法な捕鯨活動に国際的な関心を集める場として法廷を利用する」と表明した。

　今後の活動でも「われわれは海の警察官」と強調。今年１２月から２隻の船で日本の調査捕鯨船への抗議活動に臨むとし、「クジラの大虐殺という違法行為」として捕鯨船の活動を阻止する方針を示した。